お久しぶりです.みやかわです.
突然ですが,私が愛用している3Dプリンタ(FLASHFORGE Adventurer3X)が壊れてしまいました.
原因は後述しますが,しばらく3Dプリンタで遊べない状況になっていました.
まだ三ヶ月程度しかたっていない3Dプリンタなので新品に入れ替えるのはもったいないので自力で直してみました.
それではよろしくお願いします.
壊れた原因
2箇所壊れました.
1箇所は致命的な問題(プリントができない).
もう1箇所はプリントするには問題ないが,実用し難い問題です.
問題1:フィラメントが充填されない
壊れた原因は,フィラメントの強度上げようとして3Dプリンタに対応していないフィラメント素材(PLA+)を使用したことが原因のようです.
PLA+ 素材のフィラメントを使って印刷をしていたところ,突然バキッという鈍い音がしました.
そしてノズルにフィラメントが充填されなくなりました.
確認すると,フィラメントが通る筒(エアーチューブ)がエアチューブジョイントに固定しなくなっていました.
このエアチューブジョイントの構造を確認したところ,どうやら中にツメのようなものがあり,この爪でエアーチューブを固定しているようでした.
私が使っている3Dプリンタのサイトを見ると色々な素材を使えるようですが,印刷に使用するアプリ(FlashXPrint)をみるとPLA+は使えないようです.
※PLA+でも使える情報をお持ちの方はコメントお願いします.
出典:公式サイト(https://flashforge.co.jp/adventurer3x/)
出典:専用アプリ(FlashXPrint 4.4.2, 64ビット)
問題2:ヘッドファンがうるさい
フィラメントが充填されない問題の原因を探っている時にヘッドについているファンの羽を折ってしまいました.
そのせいで,3Dプリンタの電源を入れたときにファンの風切り音が大きくなりかなりの騒音になってしまいました.
修理
部位調達
壊れた箇所が特定できたので修理部品を購入します.
FLASHFORGE さんは部品を単体を通販で購入することが可能です.
わざわざ修理のために3Dプリンタを発送したり,ジャンクを購入して直す(ニコイチ)といったことしなくてもよいです.
通販サイト
購入したのは以下のものです
単体で購入できて良いのですが,悪いところが1点あります.
それはまとめて配送ができないことです.
“同梱不可商品”だと同じカゴに入れることができず,逐一購入情報を入れる必要があります.
また,送料もきっちり一回一回とられるのでこの仕様をなんとかしてほしいです.
【2021/09/04】
通販サイトを確認すると,新型のエアチューブジョイントが発売されていました.
交換方法をみると,旧型よりも外れにくそうです.(PLA+を使っても耐えられそう)
時間とお金があるときに新型のエアチューブジョイントを試してみようと思います.
いざいざ修理
天井にあるアクリル板を外します.
ヘッドを分解します.
ヘッドの天井に六角ボルトがあるので,お手持ちの六角レンチで緩めます.
六角ボルトを緩め,蓋をとることでヘッドの中身を見ることができます.
そして,今回修理対象であるヘッドファン(左側)とフィラメントジョイント(ど真ん中)を拝見することができます.
エアチューブジョイントの交換
まずは一番簡単なエアチューブジョイントの交換をします.
エアチューブジョイントはレンチで簡単に取ることができます.
壊れたエアチューブジョイント外し,新しいエアチューブジョイントをつければ修理完了です.
ヘッドファンの交換
ヘッドファンを外すには2段階あります.
1段階目は,基板を取り外します.
基板の下に隠れているネジを取るためとファンについているコネクタを取り外すためです.
2箇所ネジでとまっているので外します.
(画像はすでにネジが外れている状況)
ネジを外し終わったら基板からヘッドファンのコネクタを外してあげます.
2段階目は,ヘッドファンを固定しているプラスティックを外します.
基板下とヘッドファン奥にあるネジを外します.
外すとヘッドファンを固定しているプラスティックが外すことができ,ファンを交換することができます.
あとは新しいファンを付け替えれば修理完了です.
修理完了
エアチューブジョイントとヘッドファンの付け替えを終了したら,ネジを元の箇所にとめればOKです.
とても簡単でした.
まとめ
いつも愛用している3Dプリンタ(FLASHFORGE Adventurer3)にてエアチューブジョイントとヘッドファンが壊れてしまいました.
そのため,自力で修理をしました.
壊れたときにわざわざ販売元に送らなくても,部品が売っているため自力で直せるところが良いです.
それではまたお会いしましょう.
コメント