先日、Maker Faire Tokyo 2018(MFT2018)へ行ってきました
いろんな作ってみたがあってめっちゃ楽しい時間を過ごせました
物販ブースにてobnizというマイコンが販売してあり、気になってみたので購入してみました
一時間ぐらい使ってみてめっちゃ便利だったので記事にしてみました
obnizとは
obnizとはwifiにつなぐことでインターネット経由でIOやディスプレイなどの機能を遠隔で利用することできる電子回路です
LEDやサーボモータといったものを制御する(IO)だけでなく、UART、I2C、SPI、BLE、PWM等もすることが可能です
IFTTTとか(WebHook)にもくくりつけることができます
obniz | IoTをはじめるなら
遠隔地にある装置もまるで目の前にあるように監視と操作。obnizはIoTの敷居をさげ、もっと誰でもIoTの恩恵を受けられる世界を目指しています。
個人的に良いと思った点
- JavaScript(JS)で動作する
obnizは基本JSで制御します(SCRATCHみたいにブロックで作ることも可能)
JSでマイコン制御するプログラムを書きつつ、マイコンへ命令を送るためのUIをHTMLやCSSでおしゃれに作ることが簡単にできます - プログラムにてアノード、カソード、SIGNALが自由に変えることができる
通常マイコンはアノード、カソードは固定されています
しかし、obnizはpinを自由にプログラムで変えることができます
出典:https://www.kickstarter.com/projects/cambrianrobotics/obniz-api-managed-io?lang=ja
例えばサーボモータでは以下のようにGPIOを定義します//gnd:0pin vcc:1pin signal:2pin val Servo = obniz.wired("ServoMotor", {gnd:0, vcc:1, signal:2});
- プログラムの起動が簡単
作成したプログラはobniz cloudでリポジトリとして保存されます
publicとprivate両方で作ることができ、所有しているobnizに作ったプログラムを設定してあげるとobnizのLCDにでるQRコードをスキャンするだけでだれでも作ったプログラムを動かすことができます
気になる点・良くない点
- wifiがないとダメ
obnizはwifi環境がある前提で動いているデバイスです
wifiがないとobnizを制御することができません
ファームのアップデートもOTAです - サービス終了したら使い物にならなくなる
obnizはobniz cloudを経由して制御します
obniz自身にプログラムは書き込むことができません
obniz cloudが終了したらobnizも動かなくなるのでは?と思います
現在は無料で利用することができますが、そのうち有料になるとか?? - 固有IDを公開するとどうなるん?
obnizには固有のIDを有しています
QRコードを読み込んだあと、IDを打つとobnizを動かすことができます
試してみたのですがスマホをデータ通信にて運用した状態でobnizへアクセスし、IDを記入したところobnizを動かすことができました
ということは他人のIDを知ってしまったら遠隔で制御できるのでは?
ともあれなんか作ってみた
以前の記事にマイコンでプラレールを制御してみた記事をあげました
プラレールを自動制御してみた
前々からプラレールを題材にしていろいろと改造をしてきました ・プラレールにマイコンいれてみた 「遠隔操作の次は自動制御だ!」ということでプラレールを自動制御するものを作ってみました
これをobnizでシンプルなプラレールの接続にして制御してみました
obnizでプラレール制御(NT金沢の簡易バージョン) pic.twitter.com/WI7Vb1fPEz
— みやかわ (@momijinn_aka) August 21, 2018
まとめ
obnizを使ってみた感想とobnizを使ったものを作ってみました
いろいろ気になる点はありますが、JavaScirptで動くことが最大の魅力です
UIをHTMLやCSSでつくり、JSでobnizの制御ができることができます
Web系の人たちでも簡単にマイコン制御ができるため楽しさが増えると思います
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